そのむかし昔、これとよく似た内容のVee-Jay国内盤CD「エリック・ドルフィー メモリアル・アルバム」を買ったのだが、内容以前にそのプアな音質に降参して速効で売り払った記憶がある。今回この Fresh Sounds 盤CD のサンプルを聴くと、ビックリするほど音質良好だったので速効でオーダー。RVG と Roy DuNann を足して2で割ったようなリッチな音質(褒めすぎかｗ)に感激した！さらにこのFresh Sounds 盤CDはオリジナルデザインを踏襲したジャケも説得力があるし←この点が、同じAlan Douglas 原盤を復刻したその他大勢の怪しげな？レーベルの怪しげなジャケのCDとの決定的違いだ(ま、Douglas オリジナルジャケも結構怪しげだけどｗ)。※勿論 Alan Douglasセッションを完全収録しているLHJ 盤CD の存在は知っていたが、これもジャケがトホホなのでスルー。で、今回初めて真面目に"IRON MAN"を鑑賞した。#1#2#4でインディーズの極みとも言うべきストイックで研ぎ澄まされた管楽器のハードコアぶりを堪能。が、キーになるのはボビー・ハッチャーソンの突き放すように醒めたヴァイヴの音色だ。トランス色濃厚なボビハチャが加わる事でこの作品に"箔"を付ける結果となった。残りのベース奏者とのデュオ2曲が簡素なワビワビを醸し出し、いいアクセントとなっている。ここで早くも書くネタが枯渇したので、その補填に参加ミュージシャンを記載しておく。Eric Dolphy(as/bcl/fl) Bobby Hutcherson(vib) Richard Davis(b) Eddie Khan(b) J.C.Moses(d)Woody Shaw(tp) Sonny Simmons(as) Clifford Jordan(ss) Prince Lasha(fl)※尚、もう１枚のアラン・ダグラス盤"CONVERSATIONS"も Fresh Sounds からオリジナルジャケでCD復刻されている。→ Eric Dolphy : CONVERSATIONS