正直　中身の濃い本で有段者向きだと思います。著者自身がいまでも研究ノートをつけているようにこの菅井ノート非常に専門的で、濃密です。ゴキゲン中飛車が超速が出てきてから勢いが少し止まりましたが（いままた巻き返していますが）。その超速に対する対抗法が大半をしめます。▲5八金右超急戦、丸山ワクチン、▲7八金型等は、いっさい省いています。その対超速ですが、しょっぱなに菅井流を持ってきて、。菅井流＋△3二銀型は、ゴキゲン側に思わしくない変化が多いようではっきりこの変化に自信が持てないで不利というような感じでまとめられいます。菅井流＋△3二金型は、有名な佐藤さんの▲5七王と上がる形がもう指されなくなった理由も解説されていますしその後の変化も抱負です。ゴキゲン△3二金型は、プロで一番多い戦形のようで、多くの戦形を詳しく解説されていて行き届いているといった感じです。ゴキゲン△3二銀型は、最近は、実戦例が少なめですが　新機軸の△5二飛が発見されて、復活の可能性がるとまとめられています。△4四銀の対向型は、最近増えてきた戦形で相穴熊の形も丁寧に解説されています。最終章で、△4ニ飛戦法と思索段階の超急戦ということで4手目△5二飛とまわらずに△5五歩と指した場合の超急戦例も解説されています。全体を通して、文章がわかりやすく解説も明快なので、ゴキゲンを指す人は、必携でしょう。まあ居飛車を持つ人も見ておきたいし　まあいい本ですよ。